11月19日(火)情報公開を求める上での課題有り

★津山市だけでなく、全国的に、市民が情報公開を求めることに対して、大きく「壁がある」ということです。一つは、「本当は情報公開」(市民が知りたい行政とか政治家とかの情報)ではなくて、その内容は「公文書公開」として扱われるという、まったくもって妙な「情報」という公開制度です。そんなことを意味する今回の異議の申し立てです、昨日の桑山物語の「前分」を紹介しておきます。

以下は、昨日ブログで紹介しました、「異議の申し立て」の前分に値する部分と、市長の公務出張の公開申しで問題です。

情報公開と個人情報保護との対比

情報公開条例に基づく「請求事件」に関して「一部開示決定通知書」総企秘375号(以下、通知書と称する)を頂きましたが、この「通知書」は、津山市情報公開条例の 第一条 (目的)に完全に反しています。

また、第一条でいわれる、市民の「行政の在り方について知りたいこと」への「通知書」にもなっていません。

この事態(通知書)は、全く持って「隠ぺい主義・秘密主義の政治」の表れだと指摘をしておきます。

 そもそも、津山市情報公開条例は、津山市が主張しているように「文書の有無」を問うものではなくて、市政の在り方を求める市民の権利に関するものであり、第一条の規定では「行政文書等の開示」とされているところです。「等」とは何かが、全く無視され、貴職の思考の中から完全に「消えている」と言わなくてはなりません。

津山市公開条例策定及び議決に直接かかわってきた人間の一人として申し立てしておきます。きわめて狭い範囲でしか理解していない、対応しないという過ちがあり傲慢な「姿勢」があると申しておきます。

さらに、平成15年10月から施行された「津山市情報公開条例」ですが、その直前の平成15年3月25日 津山市条例第2号と書かれている「津山市個人情報保護条例」(平成15年10月施行)があり、いずれも施行月日は同時と思われますが、この市民的意識からみますと「相反する内容になっていると思われる2つの条例」が存在しているという仕組みの中で、ややもすると「個人情報保護、プライバシーを守る」ということで、情報公開の方が委縮してしまい、実質的には「死文化」しており、市民が求める「情報公開を不開示にしてしまう」という結果を生んで条例の意味をなさなくなっていると危惧しています。

プライバシー保護は当然、、、しかし、何でも「隠す」のはおかしい・・・保護の行き過ぎです。

 もちろん、わたしも「個人のプラバシーは守られ、尊重されなくてはいけない」と理解はしていますが、あまりにも「秘密主義的」な行政対応については「偏ったあり方」であり、「情報の公開が原則」との方向性について検討してほしいと思います。 要するに、人としての心根、人の心に気が推し量れない人間社会の在り方が欠如しています。人としての愛が「行政と言う権力により押しつぶされている現状」の改善を要望しておきます。

全てを公開しますよ・・・

併せまして、今までの事、これからのことなどすべて市民に公開することを申し添えておきます。先日の「市民団体との話し合い」の席で、私・末永が個人で行った「行為」について、その内容、回答などに関係する「情報開示請求の件」を唐突に持ち出し、説明されたことが作用していますからご承知ください。

意義申し立て事項 ①

公文書公開条例ではない、情報公開条例ですよ

同条例第二条に、定義がありますが、特に(2)については、文書だけでなく、市民が知りたいこと、つまり「行政の知り得た事例・行った事柄」を「文書にして知らせる」と言うのも、情報公開の重要な課題であることを認識されるように強く求めます。

 「公文書として有るか無いか」を情報請求するものではないことを承知してください。私は市政の在り方の「情報公開」を求めているものであり、「公文書公開」の開示を求めているものでもなく、条例の名称は「津山市情報公開条例」となっていることに注目してください。「公文書公開条例」にはなっていません。条例の名前の通りの事例ができるようにして下さい、今の貴職の意向のように「公文書」だけを開示するというこの根本が間違っていることに強い怒りを持って、まず第一の「異議の申し立て」とします。

意義申し立て事項 ②

谷口市長の公務日程についての情報公開についてですが、私は、何故、多くの団体との約束をした日程を変えるか、そのことで、どれだけ、各団体が団体内部において参加者の調整に苦労するか、そんなことは、全く考えもしない、一方的な(上から、お上の言い分)で世の中が動く(谷口が動かす)という錯覚に陥っていると申しておきます。

 この点での事実関係、今回市長が「公務出張された下水道関係の国への陳情」については、令和元年5月15日付けで「日程など明らかになっていた事項」であり、「美作被爆者の会」を中心とした各団体との日程調整は、6月21日の「津山市民平和祭実行委員会」の日には、双方で、8月5日「津山市民平和祭オープニング式典」及び「平和懇談会」に市長が参加するとの確認ができていた事柄です。にも関わらず「7月開催の平和祭実行委員会」の前に「避けられない公務ができた」という理由で日程変更が行われたわけです。

したがって、途中で、どんな「緊急措置・事態が生じた」のかを明らかにして下さい、その経過、実態を公開してください。

併せて、市長の公務出張ですから、「出張命令書」あるいは「出張伺い書」(私が市議時代に出張のたびに職員に手伝ってもらい書いていたような書類)があるはずですが、それの開示もしていません。公費を使っての旅費ですから、一人で行ったとしても「公文書はある」と申しておきます。何ぜ、その書類については知らん顔をしたままなのか、開示しなかったの理由と併せて明らかにして下さい。これが第二の意義の申し立てです。

さらに、回答にも誠意が全くありません、公文書が有る、とか、無いとか、ではありません、約束を変更した責任の上からも、どんな緊急事態であったのかを明らかにする責任があると申しておきます。

なお、私の公開を求めた「文章の書き方」がまずかったとは思いますが、「同行した秘書とか関係する部署の職員は」とお聞きしましたが「文書が存在しない」との回答であり、口頭でしたか「同行した職員は無し、市長が一人で行った」との説明でした。仮に「一人だけで出張」であったとしても、何で「文書回答にその旨が書かれていないのか」を明らかにして下さい。「公文章がある」とか「無いとか」では絶対にありません。

しかし 市長の上京に関しては、随行の職員の「有無」などについての記録(あなたが言われる≪公文書≫はある)と私は理解しています。

併せまして、東京事務所の職員の関係は、全く関係なかったのかどうかも明らかにして下さい、東京事務所の職員は「市の職員」では無いと思えばよろしいかも、お答えください。

情報公開を求めた市民をこれほど「馬鹿にした」対応はないと申しておきます。このような、市民を「愚弄するやり方・回答」はありません、厳しく抗議しておきます。

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