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2023年1月21日(土)美作水平社創立百年記念事業の在り方

★土曜日、ややゆっくりの朝です。8日に、美作水平社創立百年記念事業についての事務局会議でした、おもうように資料が集まりません、特に「年表史誌・地域改善事業とか津山市以外の運動団体の経過」などが集約しにくい、という事がほぼ明確になりまして、若干の「編纂方法」についての検討が必要で、津山市の運動を中心と下「史誌」にならざるを得ないかなの相談でした。

★水平社創立100年事業の資料から・・・

いかめしい肩書きの名刺配りのお話がありました


★20数年になるのでしょうか、【(注)⇒この記事を書いた時からという意味です。今から考えますと、40年近く前のこととなりますかね‥‥】全くの普通の仕事をしていた、活動経験も無い若者が「営農相談員」として、全解連の専従になりました。お勤めの初日、あいさつ回りに連れて行くからの言葉、名刺を印刷して渡してくれたそうです。本人は、てっきり地域、支部などへ挨拶をと考えたようでしたが。

①市町村の役場周りをしました→
★部長室や町長室へ丁寧に迎えられて、お茶をごちそうになり、先輩がご機嫌よろしく「内の若い者です、全解連は若いのがおろう、頼むで・・・」と紹介し、後は、雑談です・、何か少しだけ、相手が気配りしすぎ、こちらは、やや、ふんぞり返り気味、?、と思ったそうです。

②奥の院に入り、名刺を交換して・・・・、→
★「いんぎん無礼」とはこのこと、くそ丁寧に町長が、部長が、課長が、頭をさげて「名刺の交換」をしてくれました、が、・・・。部落解放運動連合会・・・の肩書きのある名刺です。昨日までは、普通の人間、役場に行っても、何一つ頭を下げられたことはないのに・・・・・部落解放という「名前」だけで・・・・役場の奥の院では、こんなことは茶番劇なのか?・・・、日常的なできごとなのか・・・?・

③それでも解放同盟よりは良い→
★全解連の方が気を使わない、気が楽、との話も聞きました、これは何なら、この人らは変なことをしている、自己満足だけ、おかしい、無茶に腹が立ってきたそうですが・・・。行政周りが終わって、翌日も、その翌日も、いつまでたっても。支部には、地域には紹介がありませんでした、1ヵ月後の全解連美作地区支部長会議なる会議で紹介をされました・・・・。

④ある先輩に「なにっ」と聞きました。→
★「わしらの運動はすごかろう・・・、ここまでなるのに60年、苦労があったんで、昔はナぁー」と話を聞かされました、そんな話をするときの先輩は、とても輝いて、元気で、熱心で、生き生きとしていました。

⑤もう一人、津山の委員長に聞きました→
★津山の委員長に「これって、おかしんじぁーないん」と胸の内を語りました。特に、印象に残る言葉をいったわけではありませんが、全国闘争となずけて、行政まわりをして補助金を受け取っていただけの運動から、支部や市町村協議会での学習会が生まれました。行政まわりをやめて「対話懇談会」をおこない、美作地域31の自治体で多くの住民団体との「自由な話し合い」のテーブルが用意されました。昼間、街頭から宣伝カーで「運動に参加して、要求実現を、全国の兄弟姉妹よ」と訴えていたのをやめて、新しく、集会所で「支部の学集会、話し合い」のスタイルへ国民運動が変化していきました。

⑥たどり着いたのは→
★私は、津山の委員長と「名詞配りの仕事」を止めました。そして、行政や教育の関係者に「普通にあつかってほしい、ペコペコするな」と訴えてきました。そしきの内部では、町長室でのお茶が、あたり前、運動の勝ち取った成果だ、と思わないように心がけてきました。
部落解放要求貫徹全国闘争と言われていた時代から、部落問題の解決をめざす国民運動対話懇談会へと、運動の質が変化、発展していく前の印象深い歴史の事実です。

※これって、思い出しますが「実話」なんですよね、、、この人は、今でも元気でがんばっていますよ、岡山県美作県民局における名刺の話しですが、こんなことをフト思い出したというくだりです‥‥名刺といえども、「たかが名刺、されど名刺」という物語でした。★

二日~三日前のお話ですが、驚ろきました、「名刺交換」のお話ですが‥‥時の流れがありますね。

★数日前の事なんですが、私用もあり、生活相談の解決の為もありで、岡山県美作県民局に「便宜うと資料アサリ」でお邪魔しました。当然、事前に「アポ」とって、日時を決めて訪問しました。二人の職員さんが対応してくれまして、私の疑問に対して、比較的「丁寧」には答えてくれました、もちろん、「満足いく答え」という内容の問題は別ですが、、、

★その時に、私は、「名刺」を最初に渡しまして、質問したり、資料をもらったり、説明をしてもらったりしました。それなりに「要件がすんだ」段階で、「すみません、私も名刺だしたんですが、名刺いただけませんか・・・」と言いましたら、何と、2人とも、首をかしげました‥‥出さない空気、いただけないのですか・・・」とききましたが、「首を縦に振って、特別の言葉はありません、何か言うたのかな、と、言う雰囲気はかんじましたが、「出さないのですか、くれないですか」という以外にありませんでしたね、、、仕方なく、

★名刺をいただけないのなら、私の名刺を返してもらいますから、と、名刺をもちかえりました・・・えっーです、むやみに県の職員さんは「名刺」はださないものなんですか。。。驚きました、あきれて「物が言えない」ということですね。。。そんなのありですかね・・・。

 今日は、愛和荘物語はお休みしますね、、、1日だけですが・・・